てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 新築の魔除けを怠ると天狗が家を騒がせ、夜道では人の後をつけ、姿を消した子供を天狗隠しという。
- 細部
砺波市では、天狗はテンゴサマとも呼ばれ、いくつもの場面で語られてきた。家を新築した際には魔除けをしておかないと、天狗が家の中に入り込んで物音を立てるようになり、夜も安心して眠れなくなるという。また夜道をひとりで歩いていると、いつの間にか背後についてくることがあり、ふと振り返って高い鼻をのぞかせた姿を見てしまうと恐ろしさのあまり念仏を唱え出したり、それをきっかけに信心深くなる者もいたと伝わる。
その姿形は、ジャワの農民が語るガンダルワという存在によく似ているとも言われている。さらに、遊んでいた子供が突然いなくなり、数日後にもとの場所へひょっこり戻ってくることは天狗隠しと呼ばれ、天狗の仕業とされてきた。
- 広まり方
- 1977年の『とやま民俗』所収、林宏「礪波地方怪怪譚(一)」、および1988年の『伝承文芸』所収、国学院大学民俗文学研究会「庄川町の伝承」に記録がある。
- 地域
- 富山県砺波市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ