てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 千葉経政が息子を天狗にさらわれて自害した話や、榛名の天狗が山を作ろうとした話などが伝わる。
- 細部
- 上総の千葉左衛門経政は、我が子の相満を船尾山水澤寺に預けていたが、相満が14歳になったとき行方が知れなくなってしまった。経政は和尚が息子を隠していると思い込み、寺に火を放ったところ、炎の中に白髪の老人が現れ、その背後に息子の姿が見えたという。息子が天狗にさらわれたことを悟った経政は、谷間で自ら命を絶ってしまい、これを憐れんだ村人は経政神社を建ててその魂を祀った。また榛名山に住むという天狗は、榛名湖の底の土を掘り取って富士山のような山を作ろうとしたと伝えられている。さらに角落大権現にも天狗が住むとされ、行者のお告げで宮が建てられたが、大門の木を総代の一人が無断で切ったところ、その人物は後日、奥山で炭焼きをしている最中に崖から転落して命を落とした。村人はこれを、天狗山の木を勝手に切ったための報いだと語り合ったという。
- 広まり方
- 1932年刊『旅と伝説』所収、小寺融吉「天狗の話」や1968年刊『民俗採訪 群馬県群馬郡倉淵村』(國學院大學民俗学研究会)に記録がある。
- 地域
- 群馬県高崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ