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天狗のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

てんぐ

天狗

国内 未確認生物
どんな話か
天狗に仕えた三吉が秘薬で病を癒やし社を建てて祀った話や、祠に奉納した下駄に天狗の足跡がつく話などが伝わる。
細部
香川県高松市に伝わる天狗の話である。宝永の頃、高松の隣村にあたる中の村に、三吉という男が住んでいた。三吉は天狗に仕える身であったが、重い病を患い長くは生きられないと悟り、天狗に暇乞いを申し出た。すると天狗は憐れんで、寿命を三年延ばすという秘薬の調合法を授けてくれた。三吉がその薬を服用すると、八日目になって臍から一匹の蝶が飛び出し、病はすっかり治ってしまったという。三吉は感謝のしるしに天狗のための社を建て、高戸の神として祀った。三吉の娘であるお菊もこの薬で多くの人々の病を救い、後に神職へその秘術を伝えたと語られている。牟礼町では、天狗を祀った祠に下駄を奉納するとその夜のうちに天狗がそれを履いて山を歩き回り、翌朝には下駄に泥と天狗の足跡が残っているという話もある。東植田町には西植田町にまで枝の届くほどの柿の巨木があり、これを伐って屋島寺を建てようとしたところ反対する者があり、切り出した材木も一夜のうちにどこかへ運び去られてしまった。この木を切る作業には、天狗たちが手伝いにやってきたとも伝えられている。
広まり方
1932年の『旅と伝説』所収、小寺融吉「天狗の話」、1937年の同誌所収、草薙金四郎「讃岐土俗伝説誌 其ノ四」、1985年の『香川県史 民俗』所収、北條令子の記述(第二章第八節、地名の起こり)に、それぞれ記録がある。
地域
香川県高松市
年代
江戸時代
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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