しおじりのてんぐがまねくかみかくし
塩尻の天狗が招く神隠し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 子どもや男の神隠しを引き起こす存在とされ、いたずらとも仕業ともいわれた。
- 細部
- 十歳ほどの子が行方知れずになり、村総出で捜しても見つからなかったが、夜が明ける前に人々が引き上げてくると家の馬屋の中にいた。村人はおしゃこじ様が隠したのだとも、天狗のいたずらだともいった。仕事に出たまま戻らず山中で死んでいた男については、天狗が引きずり回した末に役に立たないので途中で放り出したのだと語られた。秋祭りの日に消えた子は、翌年に山で着物だけが見つかり、天狗が食べてしまったのだといわれた。行方不明という説明のつかない出来事を引き受ける存在として語られている。
- 広まり方
- 1931年刊の『郷土研究』所収、小口伊乙の信州松本在の天狗に記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ