てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 榛東村には、天狗が我が子をさらった千葉常将の伝説と、百谷を隠して大師の霊場探しを阻んだ話が伝わる。
- 細部
- 榛東村に伝わる天狗の話。ひとつは千葉常将にまつわる伝説で、常将は榛名山に子授けを願って一子を得たが、その子は天狗にさらわれて行方知れずになってしまう。常将は「若を返せ」と山の僧に戦を挑んだところ、雲の上のほうから「あいみつわかはここにあり」という声とともに我が子の姿が現れたという。妻は事の次第を恥じて自ら命を絶ち、のちに常将は常将神社に、妻は弁天様として、子は黒髪山にそれぞれ祀られたと伝わる。もうひとつは弘法大師にまつわる話で、大師が寺を建てるための百の谷を探し歩いていたところ、天狗が自分たちの遊び場が失われるのを惜しんで、そのうちの一谷を隠してしまったのだという。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編27 民俗3』のうち、第二編三二「群馬の伝説の代表例」と第二編四二「群馬の世間話:神異・怪異に関する話」(いずれも井田安雄)に記録されている。
- 地域
- 群馬県榛東村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ