さかいしのてんぐまつりとかみかくし
坂井市の天狗祭と神隠し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 坂井市に伝わる天狗の言い伝えで、祭の供え物が消える話や、人が神隠しに遭っても捜し出せば見つかるという話が伝わる。
- 細部
- 坂井市には天狗をめぐる言い伝えがいくつも残る。天狗祭の際、境内にある木の股へ酒を置いておくと、いつの間にか中身が空になっているという。酒蔵にひそんでいるのも天狗だといい、この存在がいなければ酒の風味が落ちるとも伝わる。人をさらう力を持つ存在ともされ、連れ去られた者は夜十二時までの間は村のどこかにとどまっていると信じられ、ある年には子供が一人姿を消したこともあったという。豆がら畑で叱られて外に出ていた者が家に戻らず、家族総出で屋内を探しても姿が見当たらなかったが、もう一度押入れを開けると当人が座っていたという。高い梢にいた天狗が、その人を木伝いに運んで家へ届けてくれたのだと語り継がれている。
- 広まり方
- 『南越民俗』1937年掲載の「狐狸妖怪談」という記事に、坂井市各地の天狗にまつわる話がまとめて記録されている。
- 地域
- 福井県坂井市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ