さがみはらのしんぼくをおそれるてんぐ
相模原の神木を恐れる天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山で木を伐る音を響かせ、神木を伐れば障りをなし、修験に術を授けたとも語られる山の主。
- 細部
- 御料林に大木が茂っていた時代、薪を採りに入ると大きな木を伐り倒す音が聞こえ、驚いて逃げ帰ったが、実際にはどこの木も伐られていなかった。これはこの者のいたずらだとされた。山の神の御神木は根元から二股三股に分かれているといい、これを伐れば必ず障りがあると恐れられた。法印様と呼ばれた老修験の八木龍成は、城山の飯綱に三千七百二十一日通いつめ、満願の夜に術を授かったと伝えられる。ほかに、夜更けに踊る鯉を見物に出た若者が行列に追い散らされ、狐狸のしわざとされた話も並べて伝わる。
- 広まり方
- 1922年の『民族と歴史』所収、鈴木重光「天狗の話」、1947年の『あしなか』所収、宮崎茂夫「道志俚譚抄」、1958年の『ひでばち』所収、安西愈「城山町怪異談二」、1981年の『昔話―研究と資料―』所収、平本明子の報告に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ