さどのてんぐにならうけんじゅつ
佐渡の天狗に習う剣術
国内
未確認生物
- どんな話か
- 天狗の爪を風邪のときに削って飲めば治るといい、剣術を天狗に習った半左衛門はその教えで命を狙われても隙を見せなかった。
- 細部
- 佐渡では天狗にまつわる話が二つ語られている。ひとつは薬の効能に関するもので、風邪をひいたときに天狗の爪を少しずつ削って飲むと、たちまち治ってしまうというものである。もうひとつは剣術に関する話で、岩間半左衛門という人物が山中で天狗から剣の技を授けられ、めきめきと腕を上げたという。あまりの上達ぶりに周囲の者たちがねたみを覚え、闇討ちで命を奪おうとするが、半左衛門は天狗から教わったとおり片時も油断を怠らなかったため、どうしても討ち取ることができなかったと伝えられている。天狗が人に授けるものが薬にも武芸にもなるという、二つの異なる恩恵の形を示す話である。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1930年掲載、青柳秀夫「佐渡のむぢな」および『季刊民話』1975年掲載、民話と文学の会「民話の語り手たち」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ