てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 天狗は太い木に棲み金を貸すこともあるが、行方不明者に食事を用意させた話も伝わる。
- 細部
- 小矢部市水島などでは、天狗は太い杉や松、巨木を住処にすると伝えられてきた。テンゴサマとも呼ばれるこの天狗は金を貸すこともあるが、一度借りるとその返済のために別の場所からまた借りるはめになるとも語られた。ある呉服屋の長男が突然姿を消した際、何十人前ものご馳走を整えるよう求める声があり、家族が言われたとおりに準備すると、姿を見せない何者かがそれをすべて平らげてしまったという逸話も伝わる。大木への信仰と金銭をめぐる戒め、行方知れずとなった人物にまつわる怪異とが結び付いて語り継がれている。
- 広まり方
- 1977年の『とやま民俗』掲載、林宏「礪波地方怪怪譚(一)」、および1988年の『伝承文芸』掲載、国学院大学民俗文学研究会「福野町の伝承」に記録がある。
- 地域
- 富山県小矢部市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ