おだわらのてんぐかぜとかみかくし
小田原の天狗風と神隠し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山で吹き荒れる怪しい風を鎮め、子どもや娘をさらったとされる山中の主。
- 細部
- 十五、六の頃に炭焼きで山へ入った老人は、日が暮れるにつれて激しさを増す唸るような風に遭った。ひとりぼっち同士なかよくしようと呼びかけると、風はふつりとやんだという。行方知れずの話も複数ある。山の神を祀る山にあった大松は天狗の住処とされ、姿を消した娘をそこへ探しに行くと座り込んでおり、さらわれたと本人が語った。三歳の子が三日後に一里ほど離れた天狗あらしで見つかり、饅頭を食べたと年に似合わぬ受け答えをした例もある。舟原の方の山には天狗石があるとも伝わる。
- 広まり方
- 1980年と1981年の『常民文化研究』所収、稲葉鈴子「相模の民話」および1996年の石崎敬子「小田原市周辺の口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ