まつざきのてんぐのみのおくり
松崎の天狗の美濃送り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 草刈りに出て消えた少年が天狗に背負われ生国の美濃まで連れて行かれていたという話。
- 細部
- 小杉原の三河のお爺は十四、五歳の頃、一人で草刈りに出かけたまま姿が見えなくなり、村人が総出で鐘や太鼓を鳴らして捜し回った。三、四日ほど経った夜、お爺はふらりと帰ってきて、その間ずっと天狗に背負われて美濃国へ連れて行かれていたのだと語った。空腹になってもご飯の匂いを嗅ぐだけで腹が満たされたといい、美濃国はお爺が生まれ育った土地で、常々そこへ行きたいと願っていたのだという。別の話では、八木山にすむ天狗が恐ろしい音を立てて空を飛び、大声で笑って人を脅かしたとも伝えられている。
- 広まり方
- 1961年刊『伊豆松崎の民俗』付録「俗信」の項、東京教育大学民俗学研究会による調査記録に基づく。
- 地域
- 静岡県松崎町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ