まつもとのてんぐとまつへなげかえされたおとこ
松本の天狗と松へ投げ返された男
国内
未確認生物
- どんな話か
- 天狗に山へ連れ去られた男が、翌年の再訪を約して松へ投げ返され無傷だったという話。
- 細部
- スエという人物が天狗にさらわれ、山中へ連れていかれた。だが来年の晦日にもう一度来るという約束と引き換えに解放され、自分の家の前に立つ松の木めがけて投げつけられた。人の力ならただでは済まないところだが、神のなさりようであったから怪我一つ負わずに済んだと語られる。この一件以来、彼はテンゴスエという呼び名で通るようになったという。天狗が畏怖の対象でありながら、同時に人を害さない神格として扱われている点が印象的である。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、世間話のてんぐにさらわれた話の項に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ