くまののかたばねをきられたてんぐのあだうち
熊野の片羽根を斬られた天狗の仇討ち
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山に住み石を投げ、人を連れ去り、片羽根を斬られると婆さんに化けて仇討ちを挑むという天狗の伝承群。
- 細部
- 熊野市の山中には天狗が住むと語られ、曇った日には山から大きな石を投げてくるという。松の木を東向きに切ると天狗に叱られて怪我をするとも言われ、実際に年寄りの男が連れ去られた例も伝わる。中でも際立つのは、兄が斬り落とした天狗の片羽根を巡る話で、羽根を返せと婆さんに化けて迫った天狗が、勝負を挑んで弟を打ち負かし、命まで奪って羽根を取り戻したという顛末である。
- 広まり方
- 田村吉永「天狗の話」(郷土研究、1915年)と、國學院大學民俗学研究会による1960年の民俗採訪に記録がある。
- 地域
- 三重県熊野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ