くまこうげんちょうのてんぐのふえとかいせき
久万高原町の天狗の笛と怪石
国内
未確認生物
- どんな話か
- 笛の礼に渡された箱、歌合戦、木を伐る音、賽銭泥棒を石に変えた話などが伝わる。
- 細部
久万山一帯には天狗にまつわる話が幾通りも残る。松山城主蒲生家に仕えた松本忠四郎は、鷹狩りの供で山に迷い天狗と出会った。笛を吹くと気に入られ、この山にいる間は毎晩吹いてくれと頼まれる。別れ際に開けてはならぬと念を押されて文箱を渡されたが、殿がこれを開いてしまい、中の文言のとおり蒲生家は絶えたという。久保田の天狗嶽では、早乙女の歌に天狗が張り合って負け、以来そこで田植えをすると必ず雨が降るようになった。
柴天狗は身の丈三尺ほどで鼻高天狗より小さく相撲を好み、人が通ると木を伐る音や倒れる音を響かせて驚かせる。また、石鎚山で賽銭を盗んだ男が天狗に捕らえられて空高く放り投げられ、落ちた先で石と化したという盗っ人石の話もある。
- 広まり方
- 1976年の『伊予の民俗』所収、越智公子「首無し馬・天狗のはなし」、1941年の『ひだびと』所収、武田明「父二峰村の民俗記」、1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興「伊予の妖怪変化」、1983年の『愛媛県史』所収、秋田忠俊による陸上交通の記述に記録がある。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ