てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 不意に姿を消しては霊山参りを語って戻る男の噂と、炭焼小屋の者に問答を挑む天狗の言い伝え。
- 細部
- ある男は何の前触れもなく行方をくらませては、しばらくして摩耶山や金比羅参りをしてきたと言って戻ってきたという。周囲が半信半疑でいると、讃岐の金比羅さんの御札を懐から取り出して見せることもあった。男自身の話では、天狗が時おり訪れては遠い場所まで連れ出してくれるのだそうだ。別の言い伝えでは、炭焼小屋にいる者へ天狗が上から問答を仕掛けてくることがあるという。一度でも受けて立てば、どちらかが言い負かされるまでやめられず、答えられなければ喰い殺されてしまう。逆に天狗のほうが負けたときは、翌朝には小屋の屋根に血が吐き散らされているそうである。
- 広まり方
- 1933年の『兵庫県民俗資料』所収、川辺賢武「神戸落穂集」と、1936年の『近畿民俗』所収、福島公肇「〔短信二題〕有馬の民俗短信」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県神戸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ