きたかたのてんぐときえたさけぶくろ
喜多方の天狗と消えた酒袋
国内
未確認生物
- どんな話か
- 登山者は天狗に酒を奪われぬよう酒袋を分けて持つとされ、相撲で負けた天狗の鼻が水芭蕉になったという。
- 細部
- 山に登る人は、途中で天狗に酒を奪われてしまうことがあるといわれ、自分用の酒とは別に、あらかじめ天狗にやる分の酒を用意して持っていく習わしがあった。実際にある登山者が焼酎を飲もうとして気づいたときには、酒の入った袋そのものがどこかへ消えてしまっていたこともあったという。また別の言い伝えでは、天狗どうしが相撲を取り合う場所があり、そこで負けた天狗のもげた鼻が、水辺に咲く水芭蕉の花に姿を変えたのだと語られている。
- 広まり方
- 1939年の『高志路』所収、加藤辰藏「新津郷奇談」、および1974年の『季刊民話』所収、竹内智恵子・瀬川拓男「民話対談奥会津の風土と民俗詩」に記録がある。
- 地域
- 福島県喜多方市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ