かわさきのあらぶるてんぐつき
川崎の荒ぶる天狗憑き
国内
未確認生物
- どんな話か
- トウガミの席で目隠しした仲座に神仏が乗り移り、天狗が降りると場が激しく荒れたと語られる憑依儀礼。
- 細部
- トウガミと呼ばれる寄合では、目隠しをした仲座と呼ばれる役の耳もとで唱えごとを繰り返す。すると稲荷が近づいてきてその者へ移り、居合わせた人々の問いに応じるのだという。伺いごとが済んだあとには余興が行われ、日ごろは身軽でもない者が障子の桟の上を渡ったり、屏風の縁に乗ったりしてみせたと語られた。降りてくる相手にも性格の違いがあり、豊川様はもっとも移りやすい一方、天狗が乗り移った場合はきわめて荒々しくなったという。
- 広まり方
- 1956年の『民俗』所収、鎌田久子「ウチイナリ其他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県川崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ