かまくらのてんぐつぶてとよみちのさわぎ
鎌倉の天狗礫と夜道の騒ぎ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 元弘二年の春、夜ごと門へ礫が飛び、通行人が蹴り殺される騒ぎが天狗の仕業とされた。
- 細部
- 元弘二年の春の鎌倉では、夜ごと家々の門口に石つぶてが打ちつけられ、天狗礫と呼ばれて人々を怯えさせた。加えて、暗くなってからそれに出くわした者は蹴り倒されて命を落とすということが続き、正体を突き止めようと捕り手に出た者たちまでが殺され、衣類を剥ぎ取られる有様だった。ところが最後に明らかになった正体は、妖怪ではなく小冠者だったという。怪異として恐れられていたものが人の所業に帰着する筋立てになっている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期に収める岸誠之『桑楊庵一夕話』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県鎌倉市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ