かまいしのてんぐときえたおんな
釜石の天狗と消えた女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 五葉山で天狗に助けられた男の話と、寛政の頃に失踪した女は天狗にさらわれたと噂された話。
- 細部
- 五葉山へ枝を取りに出かけた男が日暮れに困っていたところ、岩窟に白髪の老人がいるのを見つけた。一晩泊めてもらい、酒の肴には人間の肉の塩漬けを出されたが、この老人こそ天狗であり、おまえのような者を食うことはないのだと告げられたという。また寛政の頃には、源氏の末裔で由緒ある家柄の女が姿を消す出来事があった。足腰も立たないほどの大病であったはずが、裏口から草履を履いて出て行ったといい、三十三、四歳の厄年前後であったこの女は、天狗に連れ去られたのだとも噂された。
- 広まり方
- 1922年刊『土の鈴』所収、山本鹿洲「今昔天狗物語」に記録がある。
- 地域
- 岩手県釜石市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ