てんぐのふばこ
天狗の文箱
国内
未確認生物
- どんな話か
- 笛の礼に天狗から授かった開けてはならぬ文箱を殿様が開き、蒲生家断絶の字が現れたという話。
- 細部
- 中山町に伝わる話。松山城主の蒲生家に仕えていた松本忠四郎が久万山で笛を吹いて天狗に聞かせたところ、天狗は礼として文箱を与え、決して開けてはならないと言い置いた。ところが殿様がその戒めを破って蓋を開けてしまう。中には蒲生家断絶と書かれた紙が一枚入っており、やがてそのとおり家は絶えたという。禁忌を破ることで予言が成就する型で、大名家の断絶を説明する由緒譚にもなっている。
- 広まり方
- 1983年刊『愛媛県史』第五章第三節二、佐々木正興「憑きもの・妖怪伝承」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県伊予市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ