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糸魚川の天狗松と神かくしのイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

いといがわのてんぐまつとかみかくし

糸魚川の天狗松と神かくし

国内 未確認生物
どんな話か
大鷲にさらわれた子を救った天狗松、神かくしにあった子供、天狗の腰掛松など、糸魚川に伝わる天狗の三つの逸話。
細部

糸魚川には天狗にまつわる話がいくつも伝わっている。ひとつは、母親と雲台寺へお参りに出かけた七歳の男の子が大鷲にさらわれてしまった際、空から帯をほどけという声が響き、言われたとおりにすると鷲の爪から逃れて松の枝の上に落ち、無事に助かったという話である。これは天狗が助けてくれたためだとされ、以来この松は、雲台寺に伝わる天狗松という名で呼び習わされている。もうひとつは昭和の初め頃、遊んでいた村の子供が夕方になって忽然と姿を消し、村人総出で一升枡の底を打ち鳴らしながら名を呼んで捜したものの見つからず、二、三日後に赤ら顔の人物に連れられて山から青海町外波へ戻ってきたという神かくしの話である。

さらに崖の中ほどにある松は天狗の腰掛松と呼ばれ、天狗はここで遊び疲れると腰を下ろして休んだと伝わる。かつてこの松を伐ろうとした寒谷の住人が谷底へ投げ飛ばされて死んだといい、以来寒谷では3月9日の山の神の祭りの日には山へ入らず、この日に外で小用を足すと山でけがをするともいわれている。

広まり方
1967年の『あしなか』所収、大内尚樹「松の民俗伝承」、および1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、水沢謙一「天狗の神かくし」の記録に基づく。
地域
新潟県糸魚川市
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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