てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 入間市の山では、木を伐る音を天狗が真似て楔を打つ響きを立てたり、大木が倒れる地響きを聞かせたりする。仕事仲間の小僧の名を呼んで笑い声を立てたとも伝わる。
- 細部
- 入間市の山中では、木を伐る仕事をしていると、どこからか天狗が同じ調子で楔を打つ音を真似て響かせることがあるという。実際には誰も倒していないのに、大木が倒れるような地響きが聞こえることもあった。ある時は、山へ仕事に出かけた人が、一緒に来ていた小僧の名を天狗が呼び、笑い声を立てたのを耳にしたとも語られている。姿は見えず、音や声だけで山中に天狗の気配を知らせるという怪異として、木こりや山仕事に関わる人々の間で語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1931年刊行の雑誌『民俗学』に西角井正慶が寄稿した採訪記録による。
- 地域
- 埼玉県入間市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ