ひたのどうくつでほるてんぐぶつ
日田の洞窟で彫る天狗仏
国内
未確認生物
- どんな話か
- 日田の月出山近くの洞窟で、元禄の頃から何者かが仏像を彫り続け、村人はそれを天狗の仕業と考えている。
- 細部
- 日田の月出山から西南に位置する藪村には一つの洞窟があり、その内部には手の込んだ大きな仏像が彫りかけのまま残されている。言い伝えによれば、元禄年間から閏月に入るたびに正体の知れない人物が現れ、少しずつ彫り進めているのだという。三十年ほど前に確かめた際には像の腰の辺りまで仕上がっており、近年になって村人が改めて見に行くとすでに彫り終わっていたそうである。この不思議な仕事の主を、村では天狗の仕業であろうと噂している。
- 広まり方
- 1979年の『続日本随筆大成』に収める広瀬旭荘『九桂草堂随筆』に記録がある。
- 地域
- 大分県日田市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ