はままつしのてんぐのたかわらいとちょうちんのひ
浜松市の天狗の高笑いと提灯の火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山中で聞こえる高笑いや提灯の火、赤子をさらう大鷲など、天狗にまつわる怪異が数多く語られている。
- 細部
- 正月末の雪の朝、山頂から途方もない高笑いが響き渡り、数日後にそれを聞いた女の夫が急死したことから天狗の仕業とされた。天狗の森では赤や青みがかった提灯のような火が数珠つなぎに見え、考え事や居眠りで心に隙ができるとさらわれるという。大茂沢を天狗が提灯を提げて通ることがあり、その火を見ると赤痢や疫痢にかかるとも言われた。奥山の天狗岩からは「天狗が来るぞ」と子供を脅す文句が伝わり、岩の上で火を焚くような光を見た者もいる。若夫婦の赤子を大鷲がさらって岩岳山へ飛び去り、追った夫婦は二度と戻らなかったが、この大鷲は岩岳山の天狗の使いだとされる。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』、1971年・1990年・1995年の『中京民俗』『平山の民俗』『静岡県史』にそれぞれ記録されている。
- 地域
- 静岡県浜松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ