ぐじょうしのてんぐまつとかみかくし
郡上市の天狗松と神隠し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 郡上市には天狗松の由来や、行方不明になった人が天狗に隠され記憶のないまま帰ってきたという話が伝わる。
- 細部
郡上市には天狗にまつわる話がいくつか伝わっている。かつて天狗が姿を見せたとされる木は天狗松と呼ばれていたが、今ではすでに枯れてしまったという。下洞集落に住んでいた根の松という名の男がある日忽然と姿を消したことがあり、これは天狗にさらわれたのだろうということになって、村人たちは「根の松返せー」と叫びながらあたりを探し回った。ところが当の本人は何事もなかったかのような顔をして、ひょっこり帰ってきたのだという。
また別の話では、教員住宅のそばにあった松に天狗が棲んでおり、そこに住んでいた人を隠してしまったことがあったという。10日ほど経ってようやく戻ってきたものの、本人はぼんやりとした様子で、その間どこで何をしていたのかまったく覚えていなかったと伝えられている。
- 広まり方
- 1979年の『和良の民俗―岐阜県郡上郡和良村―』に収録された東洋大学民俗研究会「九 口承文芸」に3件記録がある。
- 地域
- 岐阜県郡上市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ