てんぐび
天狗火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 主に水辺に現れる赤みを帯びた怪火。川天狗の仕業とされた。
- 細部
- 天狗火は、神奈川・山梨・静岡・愛知に伝わる、主に水辺に現れる赤みを帯びた怪火である。神奈川や山梨では川天狗の仕業とされ、夜に山から川へ下り、魚を捕って戻るとも伝わる。遠州では提灯ほどの火が山から現れ、数百個に分かれて空を舞うため、「天狗の漁撈」とも呼ばれる。出会うと病を得るとされ、地面に伏して見ない、草履や草鞋を頭に載せるなどの避け方が語られた。一方、愛知県には、夜道を照らして水争いを抑えたり、雷雨の山中で人を暖め帰路を助けたりした話も残る。
- 広まり方
- 川筋の夜道での目撃談として語り継がれ、『絵本百物語』など江戸期の怪談本にも取り上げられた。
- 地域
- 静岡県・愛知県ほか
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ