てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 八幡神社の松に毎夜天狗が宿り、剣術師範広瀬権太夫は大龍寺で天狗と勝負して弟子にしたという話。
- 細部
- 八幡神社の境内にある真の松には、天狗が毎夜その梢に宿っていたと伝えられている。また関口流の剣術師範であった広瀬権太夫が大龍寺にこもり、七日七夜のあいだ怪異にもまったく動じずにいたところ、七日目の夜になってついに天狗が姿を現し、権太夫に勝負を挑んできた。権太夫が天狗の左足を切り落とすと、天狗はそれ以降権太夫の弟子になったという。正月にはこの天狗が道場に来て稽古をつけ、広瀬家では代替わりのたびに必ず大龍寺で天狗から指南を受けるのが習わしとなった。
- 広まり方
- 1919年の『郷土趣味』所収、後藤美心「阿波伝説の老樹(一)」のほか、1921年の同誌、長尾楓窓「天狗に出遇ふた人」に記録がある。
- 地域
- 徳島県阿南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ