てんごさま
テンゴサマ
国内
未確認生物
- どんな話か
- テンゴサマは囃子で戦の勝敗を告げ、杉を切れば祟り、酒を化かして持ち去るなど様々に語られる。
- 細部
小矢部市水島や石動町では、天狗をテンゴサマと呼んで様々な話が伝わっている。真夜中になると囃子の音が響き渡るといい、その音が聞こえた年の戦は勝ち、聞こえなかった第二次世界大戦では負けたと語り継がれた。太鼓の音や竹を切るような音を立てることもあり、それが人の出す物音とは違うと聞き分けられる者もいたという。霊木とされていた杉を伐採したところ切り口から血がにじみ、それ以来手を付ける者がいなくなった木もある。
また酒を買いに来た客が徳利に二升も三升もの酒を求め、不思議とすべて収まったのに、店の外に出た途端に姿が消えたという話も伝わり、これも天狗の仕業とされた。天狗の棲む蔵では良い酒ができるとも言い伝えられている。
- 広まり方
- 1977年の『とやま民俗』掲載、林宏「礪波地方怪怪譚(一)」にまとめて記録がある。
- 地域
- 富山県小矢部市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ