にいがたのてらをまもるてんいちぞく
新潟の寺を守る貂一族
国内
未確認生物
- どんな話か
- 亀田の寺に棲みついた貂の一族が、寺を守って困った人を助ける一方、無礼な客や盗人には容赦なく仕返しをしたという。
- 細部
- この寺にはかつて住職に助けられた貂が住みつき、天井裏を根城にする一族の長「オヤカタ」として代々語られてきた。急病人が出た夜に薬箱を届けたり、水害で困る人々を見守ったり、迷い出た人を送り迎えするなど頼れる存在として振る舞う一方、寺を軽んじる僧や賽銭に文句をつける客、盗みを働こうとする者には容赦なく仕返しをし、布団ごと持ち上げたり出口を分からなくさせたりして懲らしめたという。錠前を嫌い、天井裏で鳴くと近く死者が出る前触れとも語られ、寺の守り手であると同時に恐れられる存在でもあった。
- 広まり方
- 1935年の『高志路』に波多野傳八郎が触れたのち、1941年の同誌に金塚友之亟が「早通の貂を語る」として多数の逸話をまとめて記録した。1943年の高柳正文「バレロン化もの」にも関連の話がある。
- 地域
- 新潟県新潟市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ