てまねきじぞう
手招き地蔵
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 別府市と大分市を結ぶ旧道沿いに立つ地蔵が、垂れ下がった手の形から通行人を手招きしているように見えるとされ、周辺で交通事故が相次いだことと結びつけて語られている。
- 細部
- 1961年(昭和36年)10月26日、集中豪雨で高崎山の斜面が崩れ、走行中の大分交通別大線の車両が土砂に巻き込まれて埋没し、約70人の乗客・乗員のうち31人が死亡、36人が負傷する惨事が起きた。この事故の犠牲者を弔うために地蔵が建立されたが、本来は上を向いていたはずの地蔵の手が垂れ下がった姿をしていることから、いつしか「無数の死者の魂が乗っているため手が重くなり、誰かを手招きしている」と噂されるようになった。その後も付近で交通事故が相次いだことから、地蔵が事故の犠牲者を今も呼び寄せているのではないかと語られている。
- 広まり方
- 実際の列車埋没事故という歴史的事実を背景に、地元住民の間で口伝えに広まった。
- 地域
- 大分県別府市~大分市(別大国道旧道)
- 年代
- 昭和時代
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ