たつ
タツ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人が亡くなるとタツに亡骸を巻き上げられ、名だたる和尚の祈祷も効かなかったが、貧しい寺の和尚が拝むと棺が落ちてきたという。
- 細部
- 花山に伝わる話では、人が亡くなったときにタツと呼ばれるものが現れ、死者の亡骸を空へ巻き上げてしまうことがあったという。名の知れた立派な和尚を何人呼んで拝んでもらっても、まきあげられた亡骸を取り戻すことはできなかった。ところが、さほど裕福でもないある貧乏寺の和尚に頼んだところ、この和尚は知恵のある人物で、その祈りによって空へ上がっていた棺が地上へ落ちてきたのだという。名声や寺の格ではなく、知恵の深さこそが怪異に対抗する力になったことを示す話である。
- 広まり方
- 1974年の『民俗採訪』所収、宮城県栗原郡花山村の調査報告(國學院大學民俗学研究会)に記録がある。
- 地域
- 宮城県栗原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ