たていしいなり
立石稲荷
国内
未確認生物
- どんな話か
- 立石稲荷の霊媒に稲荷の奥方が乗り移り、放蕩の末失踪した息子の帰参を取り成してほしいと訴えたという託宣譚。
- 細部
- 立石稲荷に参詣した折、霊媒となった代人に立石神の妻とされる神霊が乗り移った。息子である中国稲荷神が酒と女に溺れて行方をくらませたことを嘆き、悲しみのあまり目も見えなくなったと語り、その子は立石神と弟の石光神に目をかけられている間柄なのだから、帰参できるよう取り成してほしいと頼んだ。続いて代人には中国稲荷神自身も乗り移り、父神から勘当されて戻れずにいるので、父や叔父が信頼する神と名を交換してほしいと願い出た。そこで父神を呼び出し、母子の願いを伝えて名義の交換を相談したところ聞き入れられ、中国神は無事に帰参できることになったという。
- 広まり方
- 1922年の『民族と歴史』に掲載された谷聿修生「狐神及狐憑実験談」に記録がある。
- 地域
- 山口県防府市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ