たてがみのはえたおおきなへび
たてがみの生えた大きな蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 田で蛇が龍と化して昇天するのを見た男が、口止めとともに授かった宝物のおかげで富をなすが、約束を破ると凶作に転じたという話。
- 細部
- ある男が、七割と呼ばれる田のなかで、たてがみの生えた一匹の大蛇が龍の姿に変じて天へと昇っていく光景を目にした。龍となったその蛇は男に対し、このことを決して他人に話さないようにと頼み、その口止めの礼として龍胆と呼ばれる宝物を授けたという。これを授かって以来、七割の田はどれほどひどい干魃に見舞われた年でも豊かな実りをもたらし続け、男はやがて大変な富を築く長者になった。しかし男が龍との約束を忘れ、この出来事を人に語るようになると、田の実りは次第に乏しくなり、不作がちになっていったと伝えられている。
- 広まり方
- 1976年の『八重山文化』所収、喜舎場孫正「八重山の昔話(一)」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県石垣市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ