こめざわのじゅうしょくをくるわせたたたり
米沢の住職を狂わせた祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 曾我兄弟の尊像を祭る寺の住職が急に狂乱し、尊像の扱いを改めると正気に戻ったという祟りの話。
- 細部
- 米沢市内のある寺では、曾我兄弟の尊像を祀っていたが、その住職が突然発狂したかのような振る舞いを見せたことがあったという。弓を引く動作を繰り返したり、「その鹿を逃すな」などと訳の分からないことを叫び続けたりしたと伝えられている。周囲の者が湯を勧めて落ち着かせ、託宣を求めたところ、祀られている尊像が粗末な扱いを受けていることへの不満が原因だと告げられたという。そこで改めて丁重に尊像を祀り直したところ、住職はもとの正気を取り戻したとされる。信仰の対象を軽んじたことが、そのまま人の心身に及ぶ祟りとなって表れた例として語られている。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成第二期』所収、神谷養勇軒「新著聞集」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ