うわじまのきんきのきといしのたたり
宇和島の禁忌の木と石の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 松を伐り、椎の根を掘り、浜の石を持ち帰った者に災いが及んだと語る、宇和島の祟りの数々。
- 細部
- 宇和島には、触れてはならない木や石にまつわる祟りの話が集まっている。伐れば島から水が涸れると言われた一本松に手を出した者は怪我を負った。海禅寺の椎の木は特に多くの話を抱えており、根元を掘った父親が命を落とし、宝が埋まっているとの言い伝えを頼りに掘った者も、あとから試した和尚も、そろって床に就いた。神社前の浜から石を持ち帰った者は頭痛と腹痛に苦しみ、石を戻すと治ったという。津島町では、金への執着を残して病死した円通寺の恵林和尚が、その金を狙う者に祟るようになり、桜木明神として祀られた。
- 広まり方
- 1985年の『常民』所収、中央大学民俗研究会の愛媛県宇和島市蒋淵調査報告書と、1983年刊行の『愛媛県史』第五章第三節の一、佐々木正興による御霊信仰の記述による。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ