うえのはらのきんきがまねくえきびょうのたたり
上野原の禁忌が招く疫病のたたり
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 賽の神の丸石を秤の分銅に使ったり、御神木を土足で踏んだりすると、たたりで疫病が起きたという。
- 細部
- 明治四十三年ごろのこととして伝わる話に、賽の神を祀る丸石を秤の分銅代わりに使ってしまった者がいて、そのためにたたりが起こり、村に流行り病が広がったという。この時は、お湯花と呼ばれる清めの祭りを行って鎮めたと伝わる。同様に、秋葉神社へ橋を架ける工事のため伐り出したあらがみの木を、誰かが土足のまま踏みつけたことでもたたりが生じ、やはり流行り病が出たため、お湯花で鎮めたという例が残る。信仰の対象を粗末に扱うと共同体全体に災いが及ぶという考え方が、二つの出来事に共通している。
- 広まり方
- 1974年刊行の『甲州秋山の民俗』(東京女子大学史学科民俗調査団)が、上野原市域で聞き取った二つのたたり話として記録している。
- 地域
- 山梨県上野原市
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ