しもじょうのはかをまつりなおすたたり
下條の墓を祀り直す祟り
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 行き倒れた行者や山伏の墓を粗末にすると災いが続き、祀り直すと収まるという一連の伝承。
- 細部
- この地では祈とう師を御嶽様と呼び、病や障り、祟りが疑われるときに願ってもらう習わしがあった。旅の山伏が病で亡くなり、墓守を怠ったために近隣で原因不明の災いが続いた話、中原の洞で行き倒れた六十六部の墓を粗末にしたために災いが起きた話が伝わり、いずれも行者に見立ててもらって祀り直すと静まっている。どんな願いも叶える代わりに祀れと言い残した山伏の話、南天の茂る兜石の塚を酔って掘り、怪我と震えに見舞われた若者の話も同じ系列に並ぶ。
- 広まり方
- 1988年刊『長野県史 民俗編 南信地方 仕事と行事』の祈とう師の項と、1997年の『伊那』所収、原董による下條村の祟りの伝承の報告に記録がある。
- 地域
- 長野県下條村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ