おだわらのごしんぼくとつかのたたり
小田原の御神木と塚の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 生木に像を彫る、社の木を伐る、塚の石を割るといった振る舞いに死や災いが続いたという話。
- 細部
- 手を触れてはならないものを侵したときに災いが返るという語りが、いくつも重なって伝わっている。生きている木に大黒天の像を彫ったところ祟りが起きたので、その木は伐り倒された。数年前には、社の木を伐る作業に関わった世話人三人が相次いで亡くなったと聞かれた。道普請の石材を得ようと塚の石を割った例では、その家の跡取りが亡くなるなど悪いことが続き、塚の祟りだとして人々が恐れ、供養を営んだという。共通するのは、木や石という動かせないものへ人の都合で手を入れた点である。
- 広まり方
- 1996年の『常民文化研究』所収、石崎敬子「小田原市周辺の口承文芸」の三件の聞き書きによる。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ