たたり
祟
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 寺へ奉納された燈籠を江戸へ移そうとしたところ、関係者が夜半に高熱を発して口走ったという話。
- 細部
- 元禄の頃、この地の寺の普請を請け負った棟梁が燈籠を奉納した。のちにその燈籠を江戸へ持ち出そうとしたところ、関わった者たちが夜になって次々と発熱し、正気を失ったように燈籠のことばかりを口にしたという。事ここに至って移送は取りやめとなり、燈籠は元の寺へ戻された。人々はそこに精霊が宿っていたのだろうと考えた。奉納された品は据えられた場所と一体であり、動かすこと自体が禁忌だという理解が背景にある。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成 第二期』に収める菊岡沾凉『諸国里人談』に記されている。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ