ほうとうをこわしたたたり
宝塔を壊した祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 宝塔の九輪を外して茶釜に鋳直し塔まで壊した石川玄蕃の家が、ほどなく没落し絶えたという話。
- 細部
- 石川玄蕃という人物は信州松本にあったころ、王子の宮と浅間の宮に立っていた宝塔から九輪を取り下ろし、鑵子すなわち茶釜へ作り替えてしまった。さらに塔そのものも打ち壊している。その報いであろうか、まもなく家運は傾いて没落し、ついに跡取りも絶えてしまったと語られる。聖なるものを日用の器へ転用する行為が破滅を招くという典型的な筋立てで、随筆の教訓譚として書き留められた。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、神谷養勇軒の『新著聞集』に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ