まつかわのうつされたはかのたたり
松川の移された墓の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 風変わりな戒名の墓が家人の病を招いたとされ、祓って移したところ快癒したという話。
- 細部
- 無縁塔の中に、酒山呑了沙弥という珍しい戒名を刻んだ墓があった。この墓が祟るせいで家族に気の病が起きたと考えられ、祓いを受けたうえで墓そのものを別の場所へ移すことになった。移転を済ませてからは病が治まったと伝えられる。原因不明の不調を無縁の墓に結びつけ、祈祷と移転という手順で決着させる筋立てで、戒名の字面の異様さが祟りの根拠として受け取られている点が目を引く。
- 広まり方
- 1959年刊『伊那』所収、下井孝による奇妙な戒名の報告に記録がある。
- 地域
- 長野県松川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ