たたり
祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 桂離宮裏の天満宮の祠を廃し家運が傾いた話と、小野毛人の墓誌発掘後に祟りを恐れ埋め戻した話の二つ。
- 細部
- 日蓮宗への信仰を深めたある家では、桂離宮の裏手にあった天満宮の祠を取り払い、代わりに三十番神堂を建立したことがあった。すると当主の夢の中に天満宮の神が現れ、いずれ祟りがあるだろうと告げたという。驚いた当主はあわてて祠を建て直し、さらには家の名前まで変えて災いを避けようとしたが、それでも当主が若くして亡くなることが七代にわたって続いたと伝えられる。もう一つの話では、近年になって高野川の堤沿いの道から、小野毛人のものとされる真鍮製の墓誌が掘り出されたという出来事があった。これを近くの宝幢寺に納めたところ、何か祟りのようなことがあったものか、結局もとどおり土の中へ埋め戻すことになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第2期』所収、神谷養勇軒「新著聞集」、および1976年刊『日本随筆大成第一期』所収、伴蒿蹊「閑田耕筆」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ