かわさきのぶぐをたたるせんぞ
川崎の武具を祟る先祖
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 討ち死にした先祖の武具を農具に打ち直し売り払った家が水害に遭い、以後その先祖を明神として祀った話。
- 細部
- 大坂の陣で命を落とした武士の家には、その武具が代々受け継がれていた。ところが後の代で武具を鋤鍬などの農具へ打ち直したり、他へ売り払ったりしたところ、玉川の堤が崩れて田は水に浸かり、家に伝わっていた書物までも流されてしまった。これは先祖の祟りであろうと考えられ、以後その家では亡き先祖を大原大明神として祀るようになったという。伝来の品を手放したことが災いを招き、祀ることで鎮めるという筋立てになっている。
- 広まり方
- 1975年刊の『日本随筆大成第一期』所収、大田南畝『向岡閑話』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県川崎市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ