いまばりのおうししゃをまつるたたり
今治の横死者を祀る祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 非業の死を遂げた者が災厄をもたらし、鎮めのために神や墓として祀られた例が市内に伝わる。
- 細部
- 蔵敷町では、藩政を批判した正徳寺の和尚が家老たちの手で簀巻きにされ海へ沈められたと伝える。その後、藩主のもとに災いが降りかかったため、和尚は怨霊神として祀られることになった。玉川町では、ドゾの谷に住んでいた七兵衛が洪水で家ごと流されて命を落とし、以後その集落で凶作と疫病が続いた。人々はこれを七兵衛の祟りと解し、墓を築いて霊を鎮めた。この墓は流れ七兵衛墓と呼ばれている。いずれも横死者を祀り上げることで災厄を止めようとした御霊信仰の形である。
- 広まり方
- 1983年刊『愛媛県史』第五章第三節一、佐々木正興「御霊信仰」に二例とも記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ