ひとよしのたたりとさかさのこえ
人吉の祟りと逆さの声
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 人吉城の明け渡しを拒んで殺された家臣とその母の恨みが祟りとなり、城中で不思議な声が聞こえるようになったと伝わる。
- 細部
- 人吉城に仕えていた矢瀬主馬介という人物は、城を明け渡せとの求めに応じなかったため、謀略によって命を奪われたと伝えられる。一人息子を失った母は深い恨みを抱いたまま、自ら命を絶ったという。それ以降、人吉城では奇妙な出来事が続くようになった。本来ならめでたいはずの折に年老いた女性のすすり泣きが聞こえ、逆に不幸事があった際には笑い声が響いてくるとされる。喜びと悲しみで聞こえる声が入れ替わるという逆転した現象が、この祟り話の特徴になっている。
- 広まり方
- 1957年の『社会と伝承』所収、小池長之「若宮と崇り神」に記録がある。
- 地域
- 熊本県人吉市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ