ふじのもちつききんきがまねいたたいか
富士の餅つき禁忌が招いた大火
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 富士市桑崎などでは正月に餅をつくと火の祟りがあるとされ、昭和20年には禁を破った桑崎の家が火元となり大火を招いた。
- 細部
- 富士市の桑崎、鵜無ヶ淵、大久保などの地域では、正月(セッキ)に餅をつくと「火にタツ」、すなわち火に祟られると言い伝えられ、この時期の餅つきを避ける風習があった。単なる言い伝えにとどまらず、桑崎では昭和20年に実際にこの禁を破って餅をついた家が出た際、その家が火元となって大きな火事が起こったという出来事があったといい、祟りの実例として語り継がれている。ただし小正月を過ぎればこの禁は解け、餅をついても差し支えないとされている。
- 広まり方
- 1993年刊『静岡県史 資料編24 民俗2』所収、竹折直吉「餅忌正月と御霊信仰」に記録がある。
- 地域
- 静岡県富士市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ