あなんのさいしをまつるたたり
阿南の妻子を祀る祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 騙し討ちにされた城主の妻子の霊が祀られた話と、障りには祈とう師を頼むという習わし。
- 細部
- 権現城が落ちたとき、城主の妻子は逃れて恩のある惣十郎に助けを求めたが、欺かれて命を奪われた。その後、惣十郎の家に災いが続いたため、関八幡と称して霊が祀られたと伝わる。一方で、日々の暮らしの中で祟りや障りが疑われるときには、祈とう師を招いて願を掛けるのが常だったともいう。過去の非業の死を祀り上げる筋と、原因不明の不調を扱う手立てとが、同じ言葉のもとに並んでいる。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に載る栗山一夫の伊奈地方に於ける御霊の社と、1988年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 仕事と行事』の民間信仰の章に見える。
- 地域
- 長野県阿南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ