あちのたたりをひとたいこではらう
阿智の祟りを火と太鼓で払う
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 祟りや障りがあると御嶽行者や法華信者に頼み、火や太鼓を用いた祈祷で払ってもらった。
- 細部
- この地では祈とう師を御嶽行者と呼び、身に祟りや障りが起きたときに頼んで願を掛けてもらった。行者はひのきを焚いて火鉢に火を起こし、その炎を幣束で打ちながら唱え言を続けたという。一方、法華の信仰を持つ者は大太鼓を打ち鳴らして法華経を唱え、経本で病人の体をさすりながら経を読んだ。同じ土地に異なる系統の祈祷が並び立ち、依頼者は災いの性質や縁故に応じて選んでいたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1988年刊『長野県史 民俗編 南信地方 仕事と行事』の民間信仰の章、祈とう師の節に記録がある。
- 地域
- 長野県阿智村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ