たろうぼう
太郎坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 文徳天皇の頃、染殿后への恋に破れて死んだ僧真済の執心が青鬼となり、ついに愛宕山の大天狗・太郎坊になったという由来譚。
- 細部
- 平安時代、文徳天皇の御代のこと、太郎坊とも呼ばれた真済という僧がいた。弘法大師のもとで密教を学び、高雄山にこもって厳しい修行に励んでいたという。ところがある時、真済は染殿后の姿を見初めてしまい、その思いを断ち切れぬまま亡くなってしまう。死してなお消えぬ執心は青鬼となって現れ、染殿后を怖がらせたと伝わり、やがてその鬼はさらに強大な大天狗へと姿を変えていったという。この天狗が住むとされる山は、いくさから人々を守り、火災の難からも逃れさせてくれると信じられ、古くから篤い崇拝を集めてきた。
- 広まり方
- 日本随筆大成第二期1974年収録、菱川師宣「江戸雀」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ