くまののうえたれいがつくたり
熊野の飢えた霊が憑くタリ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 山中で急に力が抜けて動けなくなる現象で、飢え死にした人の霊が憑くためとされる。
- 細部
- 山道を歩いていて突然だるくなり、身動きが取れなくなることをタリに憑かれたという。山の中で飢えて死んだ人の霊が、道連れを求めて生きた者に取り憑くのが原因とされる。対処法として、手のひらに米という字を書く、弁当を少しでも口にする、外に食べ物を供えて祀るなどの方法が伝わっており、いずれも空腹の霊を満たすことで解放されると考えられていた。
- 広まり方
- 國學院大學民俗学研究会が1960年に熊野市荒坂地区などで行った民俗採訪の記録に複数件残る。
- 地域
- 三重県熊野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ